About V-Words
何もしてこなかったわけではありません。
むしろ、いろんなことをやってきました。
ただ、
その多くは、
最後のところで止まっていました。
形にはなっても、
どこか納得できない。
もう少し。
もう少しだけ。
日々の暮らしが先になって、
いつの間にか、
「あとでやること」になっていました。
「あとで」は、
便利な言葉でした。
やりたいことを諦めたわけじゃない。
ただ、今じゃない。
そうやって、
いくつもの「あとで」を抱えたまま、
時間だけが過ぎていきました。
眠れない夜が、続いていました。
その夜も、咳が出て眠れず。
横になったまま、
ぼんやりと天井を見ていました。
あれがやれてないなあ。
これもやれてないなあ。
ふと、そんなことを思いました。
やりたいことは、
ずっと分かっていたんです。
ただ、
そこまでたどり着くには、
いくつか越えなきゃいけないものがある。
だから、
ずっと後回しにしてきたのかもしれません。
その間に、
世の中はずいぶん変わっていました。
技術は、
自分が思っていた以上の速さで進んでいました。
知りたいことを調べれば、
実際にやっている人の話も、
やり方も、いくらでも見つかる。
少し調べてみると、
「あれ?
これ、できそうだぞ」
そんなふうに思えることが、
少しずつ増えていきました。
今まで自分の前にあったハードルが、
なくなったわけじゃない。
でも、
越え方が見えるようになってきた。
もしかしたら、
今ならやれるかもしれない。
そう思って、
まずはできそうなことをひとつ、
試してみました。
調べて、
試して、
分からなければ、また調べる。
そんなことを繰り返しているうちに、
AIという道具にも出会いました。
またひとつ、
越えられそうなものが増えていきました。
「あとで」に置いていたものが、
少しずつ動き始めました。
そして、あるとき、
ひとつの言葉をもらいました。
「あなたは今、溢れたのであって、
遅かったんじゃない。」
その言葉が、ずっと残っています。
やりたいことは、見えています。
順番は、まだ決めていません。
そのとき、そのときで、
手を動かしていけばいいと思っています。
今まで引っかかっていたものを、
今度は引っかかったままにしない。
作りたいものを作る。
残したいものを残す。
その先で、
誰かの中に何かが残るなら、
それで十分です。
V-Wordsは、
そんなところから始まりました。
消えなかった火を、形にする。